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臨床工学のBLOG記事一覧

2024/12/02

【臨床工学科2年】医療機器メーカーによる最新医療機器研修!

臨床工学科2年生が国内トップシェアを誇る医療機器メーカーによる最新医療機器の研修を行いました。
医療機器メーカー開発担当の講師の先生からの貴重な講義に、学生たちは真剣に耳を傾け、メモを取る様子が見受けられました。

後半の実習講義では、操作性に優れ安全性の高められた最新の輸液ポンプやシリンジポンプの進歩に驚いていました。
透析のコンソールも分解し、機器の構造の理解を深め、プライミングや返血工程の自動化についても学びました。
最後の質疑応答では「医療機器メーカーに就職するにはどうしたらいいですか?」など、臨床現場ではなく開発などに興味が出た学生も。
モチベーションアップに繋がったことと思います。
wrote:臨床工学科 教員

2024/10/23

【臨床工学科1年】医用治療機器学 電気メス操作を学びました


↑↑実習の様子はこちらをタップしてご覧ください!

臨床工学科1年生が、医用治療機器学で電気メスの実習を行いました✨

今回の授業では、電気メスの操作方法と取扱注意事項、実際の作用機序(どのように機能するか)を理解することを目標としました。

通常のメスとは違い、鋭利な刃で切り裂くのではなく、
アクティブ電極から高周波電流を発しトレイの下に貼ってある対極板に回収する間の組織(肉・サツマイモ)の細胞内水分が蒸散爆発することによって効果が得られることを実際に体験をしてもらいました。

また、座学で学んだ高周波の出力変化、連続波(切開)・断続波(凝固)による違いを体験したり、高周波分流の理解を深めるために蛍光灯を近接して点灯させてみました。

実際に操作や体験をすることで理解が深まったはず、そう願っています😊
wrote:臨床工学科教員

2024/09/19

【臨床工学科3年】臨床実習レポート

医療従事者になる学びとしても、国家試験受験にもとても重要なカリキュラムのひとつ「臨床実習」。
その臨床実習の合間に、レポートをまとめるために3年生が登校していたので話を聞いてみました!

「学校での実習授業や勉強とはわけが違って、とにかく集中しないとスピード感が違うので」
「手術室の様子などを見学させていただく際に、自分がどんな感じになるのか心配だったけど、意外とスイッチが入って大丈夫で安心した」
「もっとたくさんの質問もしてみたいけど、緊張するし、どんなタイミングで声をかけていいかわからないし」
学生それぞれが、現場に立たないと出てこない感情で話してくれました。

自分も実習生指導の経験がある教員たちは、アドバイスも豊富です。
学生たちがまとめたレポートを見ながら、いろいろな目線での指導を行っていました。

学校の教室では学ぶことはできない緊張感だったり、自分なりの準備だったり。
実習先の先生方のおかげで、とてもありがたい経験をさせていただいていると感じました。
そして学生たちにも、ただただこなしてくるのではなく、将来の自分に活きる何かをつかんできてほしいなと感じました。

2024/07/24

【臨床工学科】前期試験!試験対策の様子です✨

臨床工学科は今週から前期末試験が始まりました!
医療系や工学系それぞれの筆記試験と、最終日には血液浄化技術の実技試験があります。
学生たちは放課後、実習室で試行錯誤しながら試験対策…実技練習に取り組んでいます。

血液回路が絡まらないようにダイアライザー(人工腎臓)に接続し生理食塩水で満たしていきます。

練習でたくさん失敗することも成長への道のりです😊

ダイアライザー(人工腎臓)内の空気をしっかり抜くことも重要です。

最後に透析液供給ラインを接続して完成です。

たくさん練習して、全員合格目指してがんばりましょう!
Wrote:臨床工学科教員

2024/07/11

【臨床工学科2年】血液浄化実技授業(穿刺編)

透析療法では一般的に週3回、1回4~5時間かけて治療を行います。
血液を体外に取り出したり、戻したりするところをバスキュラアクセスと言い、臨床工学技士の業務の一つに穿刺業務があります。
シュミレーションモデルを使用し、患者さんの血管に針を刺す練習を行いました。
みんな緊張しながら真剣に練習していました。
wrote:臨床工学科教員

2024/07/11

【臨床工学科2年】血液浄化実技授業(プライミング編)

透析療法とは腎臓に代わりに血液をきれいにする拡散と限外ろ過の原理を用いる治療法です。
治療の際に使用する人工腎臓(ダイアライザー)と
回路の組み立てとプライミング(生理食塩液や透析液を使用しダイアライザーと血液回路内の微細な塵、膜の保護剤などを洗浄して回路内をで充填し空気を除去します)の実技試験が控えているのでみんな頑張って練習してます。
wrote:臨床工学科教員

 

2024/07/05

【臨床工学科3年】群馬県臨床工学技士会学術大会に参加しました!

臨床工学科3年生が高崎市のGメッセ群馬で開催された第22回一般社団法人群馬県臨床工学技士会学術大会に参加してきました。

臨床工学技士会は全国の各都道府県に設立されている職能団体です。
臨床工学技士という職種が社会に貢献できることを目的として活動をしています。
学術大会は臨床工学技士が日々の業務での取り組みや研究したことを発表する場、いわゆる“学会”です。

 

会場には多くの医療機器メーカーがブースを展開し最新機器を展示していました。
授業で学んだ治療機器や診断機器を実際に見て、触れて、
直接メーカーいち推しの最新機種や最新機能の説明を聞くことができました。

最新の輸液ポンプには様々な安全機構が搭載されています。

心臓の働きを圧力で補助する大動脈内バルーンパンピング装置です。
医療機器は日々進歩しているので、新しい情報で知識をアップデートしていくことは臨床工学技士にとって重要な仕事のひとつです。

医療機器の原理や構造は難しいですが、その道のプロフェッショナルのメーカーさんが最新機能をわかりやすく説明してくれました。

また、現場で活躍する臨床工学技士の皆さんが指導してくれるミニセミナーも開催しています。
勉強熱心な学生がたくさん受講してきました。

いままでは、主に医師と臨床検査技師しか使用することが出来なかった超音波画像診断層装置、
いわゆるエコー装置も血液透析患者様の診療においては臨床工学技士も使用が認められました。

今後は動脈や静脈の走行や血管径、表皮からの深さなど様々な情報を計測して、
透析患者様の血管に針を刺す“エコー下穿刺”の技術が必要となります。

会場にはたくさんの太田医療技術専門学校 臨床工学科の卒業生も参加しており、堂々と演題発表している成長した姿も見ることが出来ました。

3年生のみんなは実際に臨床工学技士の活動を間近で見て、将来の自分の姿がイメージ出来たのではないでしょうか。
今回の学会参加の経験を活かし、臨床実習、就職活動、国家試験を全員でクリアできるように残りの学生生活を精一杯がんばってください!
wrote:臨床工学科 教員

2024/05/29

【臨床工学科2年】血液浄化実技の授業で透析装置の実習を行いました


wrote:臨床工学科教員

 

2年生が血液浄化実技の授業で透析装置の実習を行いました。
多職種理解を深める取り組みとして看護学科の学生も見学に来てくれました。

今回は日機装社製の透析装置のカスケードポンプと複式ポンプの原理と理解です。

複式ポンプは同じ容量の部屋が2つ(=複式)あり、それぞれ交互に作動し新鮮透析液と使用済み透析液を廃液させます。


慎重にパーツを分解していきます。

実際に分解組み立てを行うことにより機械の構造・原理を学びます。

最後は元に戻して完成です。

学校に入るまでドライバーやラチェットなど工具を使用したことがない学生も機械好きの男子と協力し合い真剣に取り組んでいました。

2024/05/13

【臨床工学科 全学年】学科交流イベントを開催しました!

4/27(土)新型コロナウィルスの影響で開催出来ていなかった学科交流イベントを開催しました!
チーム対抗ボーリング大会です!

臨床工学科に在籍する学生・教員で交流を深めました!
入学間もない1年生、先輩となった2年生、国家試験を控える3年生、そして教員。

楽しく交流ができました!

 

これからこの皆で1年間一緒に頑張りましょう!
wrote:臨床工学科教員

2023/11/14

【臨床工学科3年】実践型実技実習を行いました!

先日、福島県にある「ふくしま医療機器開発支援センター」にて、臨床工学科3年生が実践型実技実習を行いました。
関東の臨床工学技士を養成する学校では初めてこの実習を行う、とても貴重な経験なのです!

実習の主旨としては
臨床実習で行えない人工心肺操作や心筋保護液注入操作を実際に行うことにより、学生自身の経験値の蓄積及び生体に対しての倫理観を得る。また、基本的な手術室内での他職種業務を経験することにより、今後の医療技術や臨床工学技士の携わる業務変化にいち早く対応でき、個人の質及び医療の質向上に期待できる。
としています。

まず実習の準備から始めます。
何もない手術室へ、医療機器などを準備していきます。

実習開始です。

実習当日、学生たちは緊張感を持って研修に取り組んでいました。
自身が出来ることを最大限に行っており、普段静かな学生も声を出し、情報の共有をしていました。また積極的に手技に取り組んでいて1日を通して学生の成長を感じ取ることができました。

参加した学生からは、
「人工心肺や内視鏡カメラ操作など、現場に出ないと生体に直接できない体験が多くできてよかった。 また、現場に出ても医師免許がないと出来ないような、実際に動いてる臓器に触れたりできたことも良い経験となりました。」

「解剖 看護師、麻酔科など学生だけで他職種も補う事でその職種についての知識が深まった。 実習だけでは見きれなかった術野を詳しく見ることが出来た。」

「実際に生体に対して研修することで、現場の緊張感や逼迫感を感じることができた。」
などの感想が上がりました。