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☆車体整備学科 レストア授業紹介!☆

お知らせ

本校の自動車車体整備学科では、実習授業にて毎年様々な車両のレストアや塗装を行っています。今年度、実習にて行ったのは、販売当初に大きな人気を博し、今でもファンの多いスズキ・カプチーノのレストア&全塗装です。夏のオープンキャンパス「サマースペシャルデー」でも参加者の皆さんにご協力いただきましたが、その後車体整備学科の在校生がレストアに取り掛かりました。今回はそのカプチーノを、実習の内容を追いながらご紹介します!

用意したのはこの2台です。とても良い状態とは言えません…

今回は、この2台から使用できる部品を取り外した後、修正や塗装をして1台に合わせて復元していく「ニコイチ」でレストアを行っていきます。

まずは車両を分解し、部品を取り外していきます。エンジンルームから車室内、トランクルーム、足回りまで、外せる部品は全て取り外します。

部品を取り外し、ほぼフレームしか残っていない状態です。外した部品を選別し、本体に取り付ける部品を決めます。ここから車体や部品の修正、並びに塗装に移ります。

外部からの衝撃や経年劣化により、車体や部品には歪みや錆による穴などが多く見られます。それらを隈なく見つけ出します。

チェックが終わったら溶接や切削、パテによる修復などで全て修正します。この作業が終わった後、車両表面がどれだけ平滑にできたか、それで塗装の仕上がりが全て決まります。

いよいよ塗装に入ります。サフェーサーで下地処理をした後、車両に色を付けていきます。塗料の上からクリア塗装も行い、乾燥させた後に表面を磨くことで輝くような光沢を付けます。

いよいよ最後の工程です。部品を取り付け、車両を組み上げます。ほんの僅かな歪みでも逃さず確認し、修正する作業を重ねて取り付けます。

 

ついに完成しました!!

ボディラインも美しく、塗装も輝くような仕上がりです!少しでも綺麗に、新車のように仕上げたい、そんな学生の気持ちが形になったものかと思います。サマースペシャルデーで体験、協力していただいた皆さんもありがとうございました!

自動車車体整備学科では、授業を通してこのように1台の車両を仕上げる実習を行い、それを通して板金塗装に必要なスキルを身に付けていきます。車両復元を通して、学生の自信もより強くなったと思います。

さらにこれから、違う車種のチューニング車両のオールペン実習が始まります! 乞うご期待!!